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2023年10月29日発売
ホンマタカシの写真は、1990年代からずっと私たちの身近に存在している。スクラップ・アンド・ビルドを繰り返す東京のまち、押し寄せては引き返す海の波、森の中に生えるキノコ、どれも一見いつも変わらないようで、実は常に変化しているものに目を向ける。 彼は一回の撮影で、数回しかシャッターを押さない。彼は、自分の写真がメディアによって変わるのをよしとする。彼は平気で嘘をつく。写真の嘘が真実に見えることを楽しむ。ホンマの写真は常に流れているのだ。「回顧とか総括みたいなの、やなんだよね」。権威的な予定調和を厭う写真家のそんな言葉から始まったこの特集は、ここ数年の作品と日記と他者との対話、そして他者からの言葉をバラバラに組み合わせた。近づいたと思ったら遠ざかる。そんな存在の“いま”を掴もうとしたらスクラップブックのような1冊になった。
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『行旅死亡人』(2016年、記事切り抜きと写真、サイズ可変)
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Vol.130
Vol.129
広島市現代美術館は、特別展やコレクション展の開催によって、現代美術の流れや現状等を紹介するとともに、普及活動もさかんに行っている
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1978 - 2001年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。主な作品に、日本各地に残る戦争遺構を調査撮影した「戦争のかたち」(2001-2005)、日本の国境線の外側を旅し、日本植民地時代の遺構の現状を調査する「torii」(2006-2012)など。
2010年春、東京・丸の内に開館。JR東京駅徒歩5分。19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を年3回開催。赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したもの。
1989 - 2012年お茶ノ水大学卒業。 主な個展に、「OPEN FRUIT IS GOD」(2015年/gallery blanka)、「icedland」(2014年/Place M)、「水の骨」(2013年/Place M)。主なグループ展に「New Japanese Photographers 日本の新進写真家たち vol.2」(2015年/代官山ヒルサイドフォーラム)。
1938 - 大阪生まれ。67年に日本写真批評家協会新人賞受賞。国内はもちろん海外での評価が高く、ニューヨーク・メトロポリタン美術館、テートモダンなどで展覧会が多数開催されている。
毎号10名以上の写真家をセレクトし、贅沢に作品を見せるアートフォトマガジン。写真家は巨匠から若手まで、テーマは写真をめぐる深い歴史の話から最新情報まで、さまざまな切り口で写真の魅力に迫ります。
IMAオリジナルの写真集レーベル。新進気鋭の若手作家を中心に写真集を制作しています。
“LIVING WITH PHOTOGRAPHY”をテーマに、さまざまなアプローチで日常の中でアート写真と親しむ提案をするプロジェクト。「見る」「読む」「買う」「飾る」「学ぶ」あらゆる角度から余すことなく写真を楽しめるプラットフォームです。
IMA galleryは、IMAプロジェクトが運営するアートフォト専門のギャラリー。所属作家を中心に、国内外の若手日本人写真家による展覧会や、アーティストやクリエイターを招いたトークショーの開催など、アートフォトを多角的に楽しみ、学べる機会を提供します。
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